50にして立つ
恥ずかしながらある程度の歳まで自分の足で立つ事なぞ考えた事がありませんでした。駅へ向かう人々を見てなぜ皆必死に働いているんだろう? 位の感覚でした。
”ジブンノクイブチハジブンデカセグ”そんな当たり前の事、離婚を考える迄気が付かなかったのです。ある意味幸せですが頭の中お花畑の大馬鹿者です。
身体が動かなくなる前に気が付いて本当に良かったです!
そのお陰でモラ旦のご機嫌を伺ったり、攻撃に怯える事もなく、好きな時に寝て食べて外出も出来ます。急に旅行に行きたくなっても、職場と娘たちに断れば実現しますし、明日家でパーティーしたいなと思っても即行動出来ます。
もちろん思いっきり働いているから出来る事なのですが。
ありがとう神様!
娘たちには日々自立の重要さを唱えておりますので、既に長女は私の時給を裕に超えて自活出来る勢いです。
専業主婦の頃って、「女だてらに稼ぐのははしたない」って本気で思っていて。
(バリバリのキャリア女性には憧れているものの)
毎日しっかり家事育児をして、旦那様の言いつけをしっかり守り、慎ましく、目立たずしかし家族が最良のパフォーマンスが出来るようにしっかりサポートする為に生きて死んでいく。いつの時代でしょうか? 明治大正昭和? いえいえ私は令和に入ってからも信じておりました。
また、自立は到底無理と思い込んでいたので”兎に角奴隷と化す事が、家族の幸せ=自分の使命”と
信じて疑いませんでした。今になってようやく”それって誰の人生なんだろう?”と思うことが出来ます。
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